糖尿病前期(予備軍)とは?

糖尿病前期とは、血糖値が正常より高いものの、糖尿病の診断基準には達していない状態です。空腹時血糖障害、耐糖能異常、HbA1c 5.7%–6.4% が該当します。自覚症状はほとんどなく、健康診断で偶然見つかることも少なくありません。

朗報です。糖尿病前期は多くの場合、改善(リバース)できます。研究では、食事改善・定期的な運動・体重の5%〜7%減によって、2型糖尿病への進行リスクを大幅に下げられることが示されています。早く見つけるほど効果は大きくなります。

このセルフチェックは、直近の血糖データ(あれば)、典型的な症状、主なリスク要因をもとに、あなたの糖尿病前期リスクを大まかに把握するものです。所要時間は約3分で、すべてのデータはブラウザ内でのみ計算されます。

3分でわかる糖尿病前期リスク

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糖尿病前期の判定基準

下表はADA(米国糖尿病学会)とWHOが公表している血糖分類の基準値で、このセルフチェックも同じ基準を使用しています(mmol/L、括弧内はmg/dL)。

指標正常糖尿病前期糖尿病の範囲
空腹時血糖(FPG)< 5.6 (100)5.6–6.9 (100–125)≥ 7.0 (126)
食後2時間血糖(2h PG)< 7.8 (140)7.8–11.0 (140–199)≥ 11.1 (200)
HbA1c< 5.7 %5.7–6.4 %≥ 6.5 %

糖尿病前期のよくある質問

01糖尿病前期とはどういう状態ですか?糖尿病になりますか?

糖尿病前期は、血糖が正常より高いが糖尿病の診断基準には達していない状態です。空腹時血糖障害(5.6〜6.9 mmol/L)、耐糖能異常(食後2時間血糖7.8〜11.0 mmol/L)、HbA1c 5.7%〜6.4%が該当します。介入しない場合、毎年約5%〜10%の人が2型糖尿病へ進行しますが、生活習慣の改善で多くの人は逆転または長期安定が可能です。

02糖尿病前期は改善(リバース)できますか?

できます。中国の大慶(Da Qing)研究や米国DPP研究などの大規模試験で、食事改善・週150分以上の中強度運動・体重の5%〜7%減によって、糖尿病への進行リスクを約40%〜58%低減でき、血糖が完全に正常化した参加者もいました。早く始めるほど効果は高くなります。

03症状がないのに糖尿病前期を気にする必要がありますか?

必要です。糖尿病前期と初期の2型糖尿病はほとんど無症状で、のどの渇き・頻尿・疲労などの症状が出たときには、血糖が高い状態が何年も続いていたということが珍しくありません。高リスク群(40歳以上・過体重・家族歴・高血圧・妊娠糖尿病の既往)は、症状がなくても定期的な血糖検査が推奨されます。

04セルフチェックで高リスクと出たら、次に何をすればいいですか?

医療機関(内分泌代謝内科など)で空腹時血糖・経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)・HbA1cの検査を受け、診断を確認してください。1回の指尖血糖やこのチェック結果だけでは確定できません。並行して、食事・運動・減重の生活改善をすぐに始めることをおすすめします。

05血糖はどのくらいの頻度で測ればいいですか?

35歳以上の方は年1回の健康診断で空腹時血糖を確認するのが目安です。糖尿病前期の人は3〜6か月ごとに空腹時血糖またはHbA1cを再検査し、糖尿病患者は医師の指示に従います。自宅での測定は時間帯を固定(朝の空腹時など)して記録を続けると、トレンドがつかみやすくなります。

06このセルフチェックの結果は正確ですか?病院の検査の代わりになりますか?

代わりにはなりません。本ツールはADA/WHOの公開基準値とFINDRISCなどの検証済みリスク評価に基づき、自身のリスク水準を把握して受診の目安にするためのものです。診断は必ず医療機関での静脈血検査(空腹時血糖・OGTT・HbA1c)に基づいて行われます。

本セルフチェックは参考情報であり、医学的な診断や治療の助言ではありません。判定基準はADAおよびWHOが公表した血糖分類の基準値に基づきます。ご不安がある場合は専門医にご相談ください。